HaRu's Endingnote.

双極性気分障害、PTSD、パニック障害、睡眠障害、摂食障害、醜形恐怖、希死念慮。ねえ、生きる価値あるのかな?わからないや。▶️http://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/2ZX3L4Z46DUX4

心が疲れた時に観たいアニメ

言の葉の庭

 

 

複雑な家庭にいる15歳男子高生

の主人公。秋月孝雄(cv.入野自由)

靴職人を目指す。少し大人びた

雰囲気を持つ。

雨の日は地下鉄に乗らず

電車を降りて向かう先は

新宿御苑

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1限をサボって靴のデザインを

考えてる。

雨の中の新宿御苑のベンチで

出会った一人の女性。

雪野百香里【ゆかり】(cv.花澤香菜)

昼間からビール。

つまみにチョコレート。

謎めいた雰囲気。

どこか寂し気。

 

また会えるかな?

去り際に彼女が残した言葉は

万葉集にある短歌だった。

 

「人生の歩き方がわからなく

なったの。」

 

どこか疲れた様子の彼女。

何回も会ううちに彼は惹かれていく

 

名前も、仕事も、年齢も

知らないけど惹かれる。

純粋な淡い恋心。

 

「あなたが歩ける様に

俺に靴を作らせてください。」

 

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彼女のために出来る事。

秘めた想いも込めてデザインを

する。

 

でも、彼はある日自身の通う高校

で彼女とすれ違う。

 

彼女は27歳の彼の高校の

古文の教師。

そして生徒からの嫌がらせで

退職に追い込まれていた事。

ビールとチョコレートは

精神的に追い詰められて

味覚障害になって味がわかる

のがビールとチョコレートだった。

 

彼との時間、会話。

彼が作ったお弁当を食べて

味がしたのを感じた彼女。

 

色んなものを失っていただけに

心を救われた。

無くしていた味覚も戻った。

 

ただ、それが無情にも自分の

勤務する高校の生徒だった。

 

孝雄は驚きと戸惑いが交錯。

知らなかった。

まさか、自分が好きになった人が

通う高校の先生だったなんて。

それでも、百香里に告げた想い。

 

「雪野さん...じゃなくて先生

でしょ?それと私、実家の四国

に帰るの。だから、今まで

ありがとう、秋月くん。」

その言葉を聞いてゆっくりと

立ち上がり静かに百香里の部屋

から立ち去る孝雄。

 

ふと、なにかに気づき裸足のまま

彼を追いかける百香里。

 

階段の踊り場に一人たたずむ

孝雄がそこにはいました。

 

「雪野さん、さっきのこと

忘れてください。俺、やっぱり

あなたが嫌いです。」

孝雄の中に秘めた気持ちが溢れ

百香里にぶつけられます。

真っ直ぐな想いに涙が溢れる

百香里。

 

「知ってたんだろ?俺が生徒

だって事....教師だって知ってたら

夢のことなんか話さなかった。

出来るわけないって思ったろ?

子供の言う事なんて適当に....

ガキは学校に行けって.....

俺が誰かに憧れたって.....

だったら言ってくれよ!邪魔だって

俺の事が嫌いだって!」

 

切ないばかりの気持ちをぶつける

彼に気持ちが溢れちゃったみたい

です。

孝雄に飛び込み声を上げて泣く

百香里。

 

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「毎日スーツを着て学校に行こうと

してた。

でも行けなかった。

あの場所で私、あなたに...

救われてたの!!」

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なかなか自分の事を離さない

彼女がようやく言えた言葉を

聞いてなだめる様に愛しく

抱きしめるシーンが印象的です

 

同時にEDが流れるため、ここが

一番の号泣シーンです。

この作品の為に作られた曲である

為、作品にぴったりです。

 

セリフより、語りが多く。

実写か?と思うくらいの映像

水の雫が落ちた波紋にまで

こだわる美しさと音。

ノローグの様なMVを観てる

ような感じがします。

音と言っても自然の音。

雨音。風の音。それと映像

で表現するのはマジすごい。

 

新海誠監督作品の中でダントツで

好きなんです。

 

何にも考えずに観て。

気づいたらポロポロ泣いてる。

気持ちが浄化されてく。

そんな感じでした。

 

あたしも疲れてしんどい事が

しょっちゅうだから。

感情移入しやすいのかも。

 

「愛ではなく孤恋(こい)」

なるほどと思いました。

 

仕事や人間関係などに疲れ

人生の迷い道にいる人に

観て欲しいって思います。